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救急救命学科

救急救命学科とは

学科説明

病院前救護活動で尊い命を救う 救急医療の最前線

救急医療の最前線であるプレホスピタルケアで活躍

救急救命士は救急医療の最前線であるプレホスピタルケア:病院前救護活動で尊い命を救う専門職(国家資格)です。救急救命士の仕事は年々拡大され、高度化しています。それに対応できる人材になるためには、向上心と学問に対する探究心が必要です。知識の習得だけでなく、人と人との出会いから学びを得ることが大切です。それら全てが人間形成の糧になるような環境を提供していきます。

救急救命士の職務

救急救命士は、急病人やケガ人などの症状を観察し緊急性や重症度をすばやく判断。そして必要な処置を行います。ただし、心肺停止の患者さんには、心肺蘇生法とAEDを使った電気ショック以外に、病院で行うような高度な処置が必要になります。この高度な処置(特定行為)は医師の指示のもとに行い、器具を用いた気道確保、静脈路確保のための輸液、薬剤投与などがあります。

高度気道確保(特定行為) 高度気道確保(特定行為)

何らかの原因で気道(肺への空気の通り道)が確保できない場合、ノドの奥から挿入する「気管チューブ」などで気道を確保し、肺に確実に酸素を送ります。

  静脈路確保(特定行為) 静脈路確保(特定行為)

一般的には「点滴」といわれています。腕や脚の、目に見える静脈に注射針を刺し、体内に薬を入れる道(静脈路)を確保します。

薬剤投与(特定行為) 薬剤投与(特定行為)

点滴の途中から「アドレナリン」という薬剤を体内に投与します。ただし、対象となるのは心臓機能が停止した患者さんです。アドレナリンには機能が停止してしまって心臓の動きを助ける働きがあります。

  重症アレルギー反応への対応 重症アレルギー反応への対応

食べ物や薬、ハチ刺傷で重症のアレルギー反応を起こす方に中には、病院からペン型のアドレナリン自己注射薬(エピペン)を処方されている方がいます。この方が、自分で注射できない場合は、その方に代わって投与することもあります。


今後も、救急救命士への期待は高まっています。

投与できる薬剤は現在は1種類ですが、将来は複数になることが予測されます。、また、心肺停止状態ではない患者さんに対しても、必要な場合は点滴が認められると予測されます。しかし、これらは全て「医療行為」です。そのため救急救命士には患者さんの状態を的確に見極める観察力や判断力、迅速に処置を行う行動力が必要になります。処置ひとつで患者さんのその後の状態が決まるといっても過言ではありません。責任は重いですが、大変やりがいのある、そして期待される専門職です。

救急救命士が活躍する場所

消防・自衛隊・海上保安庁・警察・病院・ホテルなどの多くの人が集まる施設などがあります。消防・海上保安庁・自衛隊・警察に就職するには、公務員試験を受けて合格する必要があります。試験内容は、教養試験、体力試験と面接です。病院では、筆記試験と面接のほか、実技試験があるところもあります。ホテルなどの多くの人が集まる施設などでも知識と技術を問われているようです。
※試験内容は受験する業種・地域によって異なりますので、事前にお調べください。
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教育方針
■教育目的
救急救命学科では、国家資格である救急救命士免許の取得のみを目的とはしていません。
医療従事者として地域社会に貢献できる、人間性豊かな人材育成を目標にしています。その目標達成のために次の4つのことを柱にしています。


■教育目標

豊富な医学知識の修得と学問探求の姿勢   質の高い専門職業人の育成
救急救命士は病院前救護が主な職務で、病院搬送までの間に救命処置を施す専門職です。近年、救急救命士の処置範囲は拡大され、医師の指示を仰ぎ処置を施す場合が多く、救急 医療の現場は世代や性別を問いません。そして、病める人が対象です。そこには医療従事者の基盤となる正しい倫理観が必要で、医療従事者として必要なコミュニケーション能力や
救命士には判断力が必要とされます。そのため、医学的知識は充分習得しておかなければなりません。本学院では1年次で医学の基礎知識を習得し、2年次にそれを基盤として実習に臨むカリキュラムになっています。 教養が要求されます。本学院の臨地実習には乳幼児施設や特別養護老人ホームでの実習を取入れ、小児や高齢者の特徴を理解し、コミュニケーション能力を養います。この両施設での実習は、本学院臨地実習の特徴です。各施設での実習を行うことにより、医師と共に救急医療を担う医療従事者としての自覚を持ち、患者に寄り添える誠実な人材育成を目指しています。そして、地域における救急救命士の役割を臨地実習の経験から理解できるように努めています。
 
的確な判断・処置行動の習得   国家試験合格
救急業務の高度化に対応するためにはメディカルコントロール体制を理解することも必要です。また、救急救命処置に係わる医療事故対策についても理解し、各実習に臨むようにしてい 国家試験に合格するには学生自身が目的意識を維持できるかどうかが大きく影響します。本学院では目的意識を維持するために、熊本県防災消防ヘリコプター、熊本赤十字病院
ます。学内実習では救急処置の技術を実習することで、講義で習得した知識が更に深い理解となるようにしています。その後の病院・施設実習と救急用自動車同乗実習では、習得した知識や技術を的確かつ安全に応用できる実践能力を身につけることを目的としています。救急現場を想定し、救急業務を模擬実習する救急用自動車同乗実習は疾患理解と臨地実習の総まとめとなります。 特殊災害車輌の見学やJPTECプロバイダー試験への傷病者ボランティア参加などを取り入れています。 国家試験対策については1年次にはミニテストや国家試験形式の問題をすることで国家試験に対する意識付けを行い、2年次には知識を確かなものにするために、グループ学習や個別指導、弱点克服を集中的に行うようにしています。
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カリキュラム
医療人育成のための多岐にわたる
基礎医学
講義では、人体の構造や機能、疾患の成り立ちと回復の過程など基本的な内容から、内科学・外科学などの具体的な内容まで、それぞれの専門講師から学びます。
1年次
実習では、これらの知識を基に心肺蘇生法、バイタルサイン(生命徴候)測定法、器具を用いた気道確保法、外傷処置法などプレホスピタルケアに必要な基礎的実技を学びます。
1年次
水上安全法(水難救助)実習、礼儀や団体行動の必要性を学ぶ規律訓練などもあります。
1年次
 
現場での実習を重ねて
迅速な対応を身につける
進級したらすぐに救命処置実習です。ここでは、病態の迅速な観察と判断、そして、特定行為などの高度な処置を学びます。
2年次
消防署、病院での実習ではそれまでに学んだ知識・技術の結びつきや必要性を実体験します。
1年次
老人ホームや保育園などの施設実習では各年代に応じたコミュニケーション技法を学び、社会性を豊かにしていきます。
1年次
 
  科目名 単位数
1学年 2学年



化学 1  
自然科学 1  
数理統計学 1  
心理学 1  
人間発達学 1  
教養学T 1  
教養学U 1  
教養学V 1  
保健体育 2  
基礎分野 合計 10 0





解剖生理総論 1  
解剖生理学 2  
生化学 1  
薬理学 1  
病理学 1  
法医学 1  
微生物・感染学 1  
公衆衛生学 1  
社会保障・社会福祉論 1  
専門基礎分野 合計 10 0



医学概論 1  
救急・災害医学 2  
検査診断学 1  
救急処置論T 2  
救急処置論U 2  
医療コミュニケーション論 2  
心肺停止概論 1  
心肺停止各論 1  
意識障害T 2  
意識障害U 1  
胸痛 1  
循環不全 2  
腹痛・嘔吐下痢 1  
総合病態生理   2
内科学T(呼吸器系) 1  
内科学U(循環器系) 1  
内科学V(神経系) 1  
内科学W(内分泌・泌尿生殖系) 1  
内科学X(消化器系) 1  
内科学Y(血液・免疫系) 1  
小児・新生児疾病医学 1  
高齢者疾病医学 1  
産婦人科・周産期疾病医学 1  
精神疾病医学 1  
総合疾病救急医学   2
外傷救急学概論 1  
外傷救急学T 1  
外傷救急学U 1  
現場外傷学 1  
熱傷・化学損傷 1  
環境障害と中毒 1  
基礎実習 3  
救命処置実習   6
消防実習   2
病院実習   5
施設実習   4
シミュレーション実習   5
専門分野 合計 38 26
  総計 58 26
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国家試験対策
救急救命学科では正課活動以外での教育で国家試験対策や公務員試験対策を行っています。
国家試験合格を目指してのサポート

国家試験対策/模擬試験

2年生になるとそのほとんどの時間を実習が占めますが、国家試験へ向けての学習も同時に開始します。消防実習や病院実習で経験する症例を基に病態理解を深めていくようにします。学力面だけでなく、メンタル面までトータルに見て判断し、対策を考えます。
・ 秋と冬に外注模試を実施します。
・ 学力差を考慮したグループ編成で学習に取り組みます。
・ 弱点科目や学習への取り組み方など、個別指導を充実させています。
・ 1年次から基礎学力の底上げを目指し、解剖生理の確認テストを実施しています。


 
<平成26年度 国家試験合否状況>
  受験者数 合格者数 合格率
本学院 35 34 97.1%
全国総合 2,956 2,665 90.2%
 

公務員試験対策/公務員ゼミ

卒業時に、ひとりでも多くの学生が公務員試験に合格できるように、春休みと夏休みに公務員ゼミを行っています。最終学年の2年生だけでなく、1年生も参加します。

・3月と8月に公務員特別ゼミを行っています。