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救急救命学科

救急救命学科とは

学科説明

病院前救護活動で尊い命を救う 救急医療の最前線

救急救命士は、救急医療の最前線であるプレホスピタルケア

救急救命士は救急医療の最前線であるプレホスピタルケア:病院前救護活動で尊い命を救う専門職(国家資格)です。救急救命士の仕事は年々拡大され、高度化しています。それに対応できる人材になるためには、向上心と学問に対する探究心が必要です。知識の習得だけでなく、人と人との出会いから学びを得ることが大切です。それら全てが人間形成の糧になるような環境を提供していきます。

救急救命士の職務

ケガをした人や急病の人を病院へ搬送するのですが、搬送するだけではなく、命に危機が迫っている人に対して、救急救命士に許されている救命処置があります。それが、除細動・気管挿管 ・薬剤投与です。

除細動 除細動

半自動除細動器やAED(自動体外式除細動器:Automated External
Defibrillator)という機械を使います。突然の心停止は心臓が細かく震える「心室細動」によって起こることが多く、心臓の働きを元に戻すには電気ショックによる「除細動」が必要です。救命率を上げるにはできるだけ早期の除細動が重要です。これは平成16年7月からは必要な講習を受けた一般市民も使用できるようになりました。

  気管挿管 気管挿管

何らかの理由により、気道がつまっている人の口からチューブを入れて、空気のとおり道をつくり、呼吸の手助けをする処置です。これは、病院でも実際に使われているチューブを使用します。

薬剤投与 薬剤投与

心臓が細かくふるえる「心室細動」のときや心臓の働きが弱くなって止まりそうなときに、医師の指示を受けながら薬剤を投与します。現在、救急救命士が使用できる薬剤は「アドレナリン」1剤です。この薬剤は除細動の効果をあげる働きがあります。薬剤を使用するためには点滴をして、その管から注入します。
平成21年からは「アドレナリン」の皮下注射の介助ができるようになりました。ただし、食べ物や薬、ハチ刺傷で重症のアレルギー反応を起こす方が、病院から処方されたペン型の「アドレナリン」注射を皮下注射するときの介助に限ります。

   

 


このように、救急救命士ができる処置は少しずつ拡大されています。

これらの処置は医療行為です。そのため救急救命士には患者さんの状態を的確に見極める観察力や判断力、迅速に処置を行う行動力が必要になります。処置ひとつで、患者さんのその後の状態が決まるといっても過言ではありません。責任は重いですが、大変やりがいのある専門職です。薬剤も今は1剤ですが、将来は複数の薬剤の使用が認められると予測されます。

救急救命士が活躍する場所

基本的に救急救命士が活躍できる場所は、救急車などに同乗して患者さんを病院へ搬送するまでの間です。日本で救急車を所有するのは消防署なので、資格を活かした就職先は消防署になります。つまり消防職員になることが必須なので、各地方自治体の消防官採用試験(地方公務員試験)を受けることになります。消防官採用試験に特徴的なのは、体力試験があることや、年齢や視力、身長などの制限を設けているところがあることです。消防吏員の募集は、近年では女性の採用も多くはありませんが、増えてきました。消防署の他には各県警察や自衛隊、海上保安庁に就職する人もいます。
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教育方針
■教育目的
救急救命学科では、国家資格である救急救命士免許の取得のみを目的とはしていません。
医療従事者として地域社会に貢献できる、人間性豊かな人材育成を目標にしています。その目標達成のために次の4つのことを柱にしています。


■教育目標

豊富な医学知識の修得と学問探求の姿勢   質の高い専門職業人の育成
救急救命士は病院前救護が主な職務で、病院搬送までの間に救命処置を施す専門職です。近年、救急救命士の処置範囲は拡大され、医師の指示を仰ぎ処置を施す場合が多く、救急 医療の現場は世代や性別を問いません。そして、病める人が対象です。そこには医療従事者の基盤となる生命倫理と医の倫理の基本的考え方が必要で、医療従事者として必要なコ
救命士には判断力が必要とされます。そのため、医学的知識は充分習得しておかなければなりません。本学院では1年次で医学の基礎知識を習得し、2年次にそれを基盤として実習に臨むカリキュラムになっています。 ミュニケーション能力や教養が要求されます。それらを培うために臨地実習のなかで学生が自らの信念や正義を探求できるような指導をしています。臨地実習には乳幼児施設や特別養護老人ホームでの実習を取入れ、小児や高齢者の特徴を理解し、コミュニケーション能力を養います。この両施設での実習は、本学院臨地実習の特徴です。各施設での実習を行うことにより、医師と共に救急医療を担う医療従事者としての自覚を持った責任感のある人間性豊かな人材育成を目指しています。そして、地域における救急救命士の役割を経験から理解できるように努めています。
 
的確な判断・処置行動の習得   国家試験合格
救急業務の高度化に対応するためにはメディカルコントロール体制を理解することも必要です。また、救急救命処置に係わる医療事故対策についても理解し、各実習に臨むようにしてい 国家試験に合格するには学生自身が目的意識を維持できるかどうかが大きく影響します。本学院では目的意識を維持するために、熊本県防災消防ヘリコプター、熊本赤十字病院
ます。学内実習では救急処置の技術を実習することで、講義で習得した知識が更に深い理解となるようにしています。その後の病院・施設実習と救急用自動車同乗実習では、習得した知識や技術を的確かつ安全に応用できる実践能力を身につけることを目的としています。救急現場を想定し、救急業務を模擬実習する救急用自動車同乗実習は疾患理解と臨地実習の総まとめとなります。 特殊災害車輌の見学やJPTECプロバイダー試験への傷病者ボランティア参加などを取り入れています。 国家試験対策については1年次にはミニテストや国家試験形式の問題をすることで国家試験に対する意識付けを行い、2年次には知識を確かなものにするために、グループ学習や個別指導、弱点克服を集中的に行うようにしています。
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カリキュラム
医療人育成のための多岐にわたる
基礎医学
救急医療の発展にともない、救急救命士には医学の知識が必要となります。そのため、1年次には医学や救急医療に関する分野の科目を多岐にわたり学習します。
1年次
 
現場での実習を重ねて
迅速な対応を身につける
救急救命士の業務範囲が拡大していることに対応できる技術を多方面から習得します。学内・病院・施設・消防署・現場想定シミュレーションの実習をとおし手技だけでなく、コミュニケーションの取り方を学び、知識と技術を結び、深く理解していきます。
2年次
2年次
2年次
2年次
 
  科目名 単位数
1学年 2学年



化学 1  
自然化学 1  
国語・文章理解 1  
数理統計学 1  
心理学 1  
人間発達学 1  
保健体育 2  
基礎分野 合計 8 0





解剖生理総論 1  
解剖生理T 1  
解剖生理U 1  
生化学 1  
薬理学 1  
病理学 1  
法医学 1  
微生物・感染 1  
公衆衛生学 1  
社会保障・社会福祉 1  
専門基礎分野 合計 10 0



医学概論 1  
救急・災害医学 1  
検査診断 1  
救急処置論T 2  
救急処置論U 2  
総合救急医療 2  
心肺停止 1  
意識障害 1  
胸痛 1  
ショック(循環不全・呼吸苦) 2  
腹痛・嘔吐下痢 1  
総合病態生理   2
呼吸器系疾患 1  
循環器系疾患 1  
神経系疾患 1  
内分泌・泌尿器・生殖器疾患 1  
消化器系疾患 1  
血液・免疫系疾患 1  
小児・新生児疾患 1  
高齢者疾患   1
産婦人科・周産期疾患   1
精神疾患 1  
総合疾病救急医学   2
外傷救急学概論 1  
外傷救急学 1  
現場外傷学 1  
熱傷・化学損傷 1  
環境障害と中毒 1  
基礎実習 3  
救急処置実習   6
シミュレーション実習   5
病院実習   5
施設実習   4
消防実習   2
専門分野 合計 31 28
  総計 49 28
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国家試験対策
救急救命学科では正課活動以外での教育で公務員試験対策や国家試験対策を行っています。
国家試験合格を目指してのサポート

公務員試験対策/公務員ゼミ

多くの学生が卒業時に公務員試験に合格できるように、夏休みなどの時間を使って最終学年の2年生だけでなく、1年生も参加できるようにしています。

・2月と8月に公務員特別ゼミを行っています。

国家試験対策/模擬試験

2年生になるとそのほとんどの時間を実習が占めますが、国家試験へ向けて意識を持つためにも進級するとすぐに国家試験対策に取り組みます。学力の差だけでなく、意欲や伸び具合、メンタル面までトータルに見て判断し、対策を考えます。
・ 科目別模試 9月と 12月に一定期間集中して実施/のべ20科目実施します。
・ 模擬試験 1月から随時実施/週に2回実施します。
・ 国家試験形式模試 4月から適宜実施/国家試験までに最低15回実施します。

グループ学習と個別指導をおりまぜ取り組んでいます。個人の弱点(科目など)を見出し、克服するための指導を行っています。