熊本総合医療リハビリテーション学院

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CATEGORY:1年生

基本工作論

後期の実習も着々と進んでおります。

装具班は継手付プラスチック短下肢装具を製作しております。
前期にプラスチック短下肢装具を製作しましたが、
今度は足首が可動するタイプを製作しております。

義足班は骨格構造下腿義足を製作中です。
本日は樹脂注型をおこなっておりました。

我々が使用するプラスチックには2種類ありまして、
平板状のプラスチックをオーブンで温めて、
軟らかくなったところで、モデルに添わせて、
冷えて硬くなるのを待つという方法がひとつ。

そしてもひとつは、液体の樹脂を線維に染み込ませて、
化学変化により個体にするという方法。

前者は主に装具製作に用いられる方法で、
後者は主に義肢製作に用いられる方法です。

今日の義肢製作では、後者の方法で樹脂を流しております。
足を入れるソケットと呼ばれる部分で、
積層材と呼ばれるナイロン製線維を被せて、
そこにアクリル樹脂を流し込み硬化させます。
一般的にはFRP(繊維強化プラスチック)と
呼ばれるものが出来上がります。
最近では、強度を高め軽量にするため、
カーボン繊維やガラス繊維を用いることが増えています。
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