熊本総合医療リハビリテーション学院

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CATEGORY:4年

卒業研究を終えて・・・②

テーマ:胸椎後弯と下肢アライメント・バランスの関係性 -運動連鎖に着目して-   理学療法学科 4年 平尾 総康

 円背指数と下肢アライメント(FTA:大腿と下腿の角度)、バランス(FRT:前方へのリーチの距離、重心動揺)との関連があるのか検証した。また股関節中間位と内旋位での重心動揺を比較し、股関節の内旋の有無で運動連鎖によってバランスが向上するのか検証した。対象は健常成人60名(男性30名、女性30名)とした。円背指数とFTA、FRT、重心動揺との関連を分析した結果、円背指数、FTA、重心動揺では正の相関傾向が、円背指数が大きくなると膝はO脚となり、円背指数が大きくなると重心動揺は増大する傾向にあった。円背であるほどFRT値が下がり有意な負の相関が認められた。また、股関節中間位と内旋位の重心動揺には有意差が認められた。股関節内旋位の方がバランスは安定した。これらの結果から、円背であるほど胸椎が後彎していることによる運動連鎖によって内反膝傾向(FTA増大)、バランスが低下することが考えられる。また股関節内旋を行うことでバランスが向上することも明らかになった。


 本研究を通して、姿勢の変化と股関節や膝やバランスなどへの影響、身体の運動連鎖についての知識を深めることができた。理学療法においても、1つの部位や関節のみ観察し治療するのではなく、全身の部位を観察して治療することが大切だと感じた。
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