熊本総合医療リハビリテーション学院

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理学療法学科

Physical Therapy

一人の患者様に、最善を尽くす。柔軟な発想と、幅広い視野を持ったプロを育てる。

本学理学療法学科では、「理学療法士及び作業療法士法」に基づき、また、関連企業等と連携した実践的な教育を行っています。本学科で学ぶことにより、理学療法士として必要な知識・技術・技能及び医療従事者としてふさわしい態度を身につけることができます。

理学療法学科 学科紹介ムービー

学科ムービー2021(理学療法学科編)

学科ムービー2022(理学療法学科編)

理学療法学科 徹底レポート!

理学療法学科 徹底レポート!

理学療法士とは

理学療法士は、ケガや病気などで身体に障害のある人に対して、座る・立つ・歩くなどの回復や維持、および障害の悪化の予防を目的に、運動療法*1や物理療法*2などを用いて、自立した日常生活が送れるよう支援する医学的リハビリテーションの専門職です。

*1 運動療法には有酸素運動、無酸素運動、筋力トレーニング、ストレッチングなどがあり、運動を行うことで障害や疾患の症状の改善や予防を図ります。

*2 物理的なエネルギー(熱、水、光、電気、徒手)を外部から人体に応用し、痛みの緩和、循環の改善、リラクセーションの目的で使用する治療法です。

活躍の場

  • 病院などの医療機関

  • 保健所などの行政機関

  • 老人保健施設・福祉施設

  • 小児療育施設

  • 医療介護関連企業

  • 理学療法士養成校 等

学科の魅力

国家資格に導く教授力

開校以来高い国家試験合率を保持しています。これは、学生の頑張りと共に経験豊富な教員による「よくわかる授業」の賜物です。“知識や技術”の習得は“夢”の実現です。クラスメイトや教員はいつもアットホームな関係です。楽しい授業と充実の学習支援によって“合格”に導きます。

100%
就職に導く教育力

開校以来40年の歴史を積み上げ、日本でも有数の伝統校です。現在、約1,200人の先輩たちが日本のみならず世界を舞台に活躍しています(ちなみに、学科長はイタリア留学していました!)。40年間で広がったネットワークを活かし、“就職率は39年連続100%”を維持しています。令和元年度からは、よりきめ細やかな“キャリア教育”を実施しています。

即戦力に導く
指導力と信頼関係

専門分野(スポーツ・整形・小児・心臓・呼吸・脳神経など)で活躍している教員7人の“魅力ある授業”“充実した臨床実習”により“質の高い実践力”を身につけることができます。学生と教員と卒業生の信頼関係が強いこともあり、医療・保健・福祉に貢献できる“即戦力”となる理学療法士を輩出しています。

求める人材

入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)

理学療法学科は、以下に示すような人材を求めています。このような学生を適正に受け入れるために、多様な入学者選抜を実施します。

  • 1. 他者を敬い、喜びや悩みに共感できる思いやりの心をもっている人。

  • 2. チームワークに必要な協調性と、コミュニケーション能力をもっている人。

  • 3. 観察力をもち、自主的に問題解決できる行動力を備えている人。

学科長からのメッセージ

日本でも有数の伝統をもつ当学科の卒業生は約1,200名、「熊リハ・ブランド」を背負って日本はもとより世界を舞台に活躍しています。活躍の場は、医療・保健・福祉・介護・スポーツ・教育及び研究等の多岐にわたる領域で、運動器、神経系、呼吸循環器、代謝性疾患などに専門化しています。最近は、介護予防やヘルスプロモーションなどの障がいのない高齢者支援へも進展しています。多職種連携のもとでは、リーダーシップを発揮し、急性期から回復期・生活期に対応しており、特にがんのリハビリテーションにおける終末期リハ等、ますます職域が拡大し社会貢献している学科です。あなたも伝統ある学科で、熊本に、日本に、世界に貢献する理学療法士になりましょう。教員全員全力で学習と生活の支援をしていきます!

学科長 池田 耕治

カリキュラム

教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

理学療法学科は、卒業認定・称号授与の方針に掲げた人材養成のため、教育内容・教育方法を体系的、計画的に編成し、講義・演習・実習等を適切に組み合わせた授業を以下のように開講します。

  • 1. 基礎分野では、「社会人としての常識」や「医療人としての倫理観」の育成と、専門科目を学ぶ上で必要な基礎知識を修得します。

  • 2. 専門基礎分野では、リハビリテーション医療へ応用するために、「人体の構造と機能及び心身の発達」「疾病と障害の成り立ち及び回復過程」「保健・医療・福祉とリハビリテーションの理念」などの幅広い知識を修得します。

  • 3. 専門分野では、基礎知識を活用し対象者の症状について多方面から考え、安心安全な治療方法を導き出し、理学療法士に必要な専門知識、技術及び問題解決能力を修得します。

1年次時間割(令和5年度)

時間割(前学期)
 
1 9:00~10:30 英語 文学 医学倫理・職業倫理学 自然科学Ⅱ 運動学Ⅰ
2 10:40~12:10 解剖学Ⅱ リハビリテーション
医学概論
理学療法学概論 保健体育 生理学Ⅰ
3 13:10~14:40 解剖学Ⅰ 生理学Ⅰ 情報
コミュニケーション学
心理学  
4 14:50~16:20   自然科学Ⅰ    
時間割(後学期)
 
1 9:00~10:30   生理学Ⅱ 解剖学Ⅱ 解剖学演習 運動療法学Ⅰ(総論)
2 10:40~12:10 理学療法演習Ⅰ 運動学Ⅰ 人間発達学
3 13:10~14:40 理学療法評価学Ⅰ 公衆衛生学 生理学演習
解剖学Ⅰ
解剖学Ⅰ 理学療法学概論
4 14:50~16:20 神経内科学Ⅰ 精神医学Ⅰ 生理学演習    

※ 時間割は、変更されることがあります。

身につく力

卒業認定・称号授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

理学療法学科は、理学療法士に必要とされる以下の知識・技術・技能や問題解決能力を身につけ、卒業に必要な単位を修得した学生に対し卒業を認定すると共に、高度専門士の称号を授与します。

  • 1. 医療人としての倫理観をもち、基本的知識及び技術を修得している。

  • 2. 対象者に共感し、その人にあった理学療法を適切に行う技能を修得している。

  • 3. 社会のニーズに対応できる協調性と、研究及び教育活動を実践する能力を修得している。

授業紹介

1年次:基礎医学とリハビリテーションの理念についての理解

基礎医学を中心に人体の構造と機能について学習するとともに、リハビリテーションの理念について理解を深めます。臨床見学演習や介護演習などを通して、障害をもった方々の視点にたった対応を身に付けていきます。

2年次:疾患の理解と治療に関する専門的知識と技術の習得

疾病や障害の成り立ちについて理解を深める専門領域の講義が中心となります。障害の程度を把握するための評価方法や運動療法などの治療方法に関して知識や技術を学びます。学外実習では評価学演習・評価実習があり実習の内容もステップアップしていきます。

3年次:臨床の現場で最先端のリハビリテーションを経験

前半は臨床場面で必要な実践的理学療法について理論と技術を学びます。後半は臨床実習Ⅰ(7週間)がスタートします。九州地区を中心に全国(栃木~沖縄)約100カ所の臨床実習施設で最先端のリハビリテーションを経験します。

4年次:実践的な臨床実習と国家試験対策

前半の臨床実習(Ⅱ・Ⅲ)では、臨床現場で将来の理学療法士として研鑽を積みます。後半は国家試験に向けての学習が中心となり、グループ学習や模擬試験・国家試験対策特別講義など、充実した内容で国家試験合格を目指します。

国家試験対策

国家試験対策の学習は、1年次からの学習の積み重ねです。1年次から学習支援等を行っています。また、専任講師の各授業にも国家試験対策know-Howがちりばめられています。苦手科目に対しては適宜個別指導を行うなど理学療法学科スタッフ全員できめの細かい指導を行います。模擬試験や国家試験対策特別講義を実施し、全員合格を目指します。

国家試験対策のタイムスケジュール

3年次

10月

学内模試(第1回)

12月

学内模試(第2回)

2月

国試過去問題整理・学習

3月

全国模試

4年次

4月

学内模試(第3回)

7月

学内模試(第4回)

10月

学内模試(第5回)
グループ学習開始

11月

全国模試
国家試験対策特別講義(~2月)

1月

全国模試(3回実施)

2月

国家試験

3月

合格発表

卒業生コメント

理学療法学科(2016年卒)

一人ひとりの患者様に寄り添い、元気を支える仕事です。

卒業生

小さい頃からテコンドーやバスケットボールをずっとやってきて、漠然と「何かスポーツに関わる仕事がしたい」と考えていました。理学療法士の存在を知り、興味を持って調べてみたところ、患者様やアスリートの体や心を支える仕事内容が自分に合っていると思い強く意識をするようになり、両親や高校の担任の先生のすすめもあり、熊リハを志望しました。
熊リハでは、現場での実習が多く、県内だけでなく県外の病院にも行く機会があるため、色々な分野のリハビリテーションを見ることができます。多くの実習で経験を積んだことは自分にとって大きな財産だったと実感しています。
今は外来患者様を担当しており、人により違う様々な疾患に合わせて適切な対応ができるようになり心がけています。また、スポーツをされている方は性別、競技の種目、競技レベルなどで処置が全く違うので、そこに難しさを感じつつも、熊リハで学んだことや自分のスポーツの経験を活かして、患者様を第一に考えた対応を常に心がけています。
まだ分からないことは多いですが、学会発表や病院での経験を重ねて、患者様の元気やアスリートのパフォーマンスを支える理学療法士へと成長したいと思っています。

リハビリテーションセンター熊本回生会病院 津田 輝史朗さん
熊本県/大津高校出身

卒業生
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