熊本総合医療リハビリテーション学院

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作業療法学科

Occupational Therapy

新しい生き方を、ともに模索する。こころとからだの両面から人の生活に関わるスペシャリストを育てる。

本学作業療法学科では、「理学療法士及び作業療法士法」に基づき、また、関連企業等と連携した実践的な教育を行っています。本学科で学ぶことにより、作業療法士として必要な知識・技術・技能及び医療従事者としてふさわしい態度を身につけることができます。

作業療法学科 学科紹介ムービー

学科ムービー2021(作業療法学科編)

学科ムービー2022(作業療法学科編)

作業療法学科 徹底レポート!

作業療法学科 徹底レポート!

作業療法士とは

食べたり、入浴したり、人の日常生活に関わる全ての諸活動を「作業*1~4」と呼んでいます。作業療法士は病気やけが、または、生まれながらに障がいのある人など、年齢に関係なく、日常の生活に支援が必要な全ての人が「作業」を通じて社会とのつながりを持つための手助けをする医療専門職です。

*1 生活活動
掃除や調理など生活のなかでの動作

*2 創作・表現活動
陶芸や編み物など、手芸や工芸での動作

*3 感覚・運動活動
風船バレーボールなど運動での動作

*4 仕事・学習活動
農作業や勉強など社会での動作

活躍の場

  • 病院などの医療機関

  • 保健所などの行政機関

  • 老人保健施設・福祉施設

  • 小児療育施設

  • 養護学校

  • 医療介護関連企業

  • 作業療法士養成校 等

学科の魅力

信頼に基づく就職率
100%

全国から寄せられる求人数は、約2,000名。就職率は、学院が開校して以来、培われた信頼に基づき毎年100%です。年に2回学院内で開催される就職説明会や面接指導、就職に有利な関連資格取得のサポートを行っています。

国家資格取得までの
安心のサポート

1年生から国家資格取得を目指した細やかな学習サポートで安心して学ぶことができます。40年間の教育実績に裏付けされた、熊リハ版国家試験対策により、国家資格取得を確実にします。

資格取得までの丁寧かつ
親身で温かい支援

8名の専任講師の豊富な臨床経験と教育や研究の実績を活かし、丁寧な日々の授業や学習支援、実習期間中の親身になった訪問指導、国家資格取得まで愛情を持って関わっていきます。7名が日本作業療法士協会臨床実習指導認定者として登録されています。

求める人材

入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)

作業療法学科は、以下に示すような人材を求めています。このような学生を適正に受け入れるために、多様な入学者選抜を実施します。

  • 1. 他者への思いやりがあり、敬意を示すことができる人。

  • 2. 人の心や体、生活に関心があり、学ぶ意欲のある人。

  • 3. 自分の経験や特技を仕事に活かしたいと思っている人。

学科長からのメッセージ

「歴史と伝統」・「愛と希望」の熊リハ作業療法学科です。熊リハ作業療法学科は、昭和56年(1981年)に開校した九州で最も「歴史」の長い養成校です。昨年度までの卒業生数は約1,200名。卒業生数全国2位です。多くの先輩が九州を中心に全国の病院等で活躍しています。「伝統」は、①先輩・後輩・級友との「絆」、②1期生から続く熊リハ「魂」、③開学時より受け継ぐ「品」です。「愛」は、各学年主担任・副担任の2人体制により、よりきめ細かに対応しています。1年生の時からの段階的な臨床実習により、作業療法士として必要なコミュニケーション力をはじめ、作業療法士としての「実力」をつけていきます。あなたの「希望」は実績ある熊リハで叶います。

学科長 髙木 勝隆

カリキュラム

教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

作業療法学科は、卒業認定・称号授与の方針に掲げた人材の養成に必要とされる教育内容・教育方法を体系的、計画的に編成し、講義、演習、実習等を適切に組み合わせた授業を開講します。

  • 1. 対象者に信頼される作業療法士を目指すため、基本的態度と基礎知識を修得します。

  • 2. 対象者の病態及び障害を理解できる作業療法士を目指すため、基礎医学と臨床医学の知識・関連性を修得します。

  • 3. 対象者の生活機能を把握し、暮らしを支える作業療法士を目指すため、専門知識・技術・態度を修得します。

1年次時間割(令和5年度)

時間割(前学期)
 
1 9:00~10:30 解剖学Ⅱ 文学 医学倫理・職業倫理学 作業療法概論 基礎作業療法学
演習Ⅰ
2 10:40~12:10 英語 リハビリテーション
医学概論
保健体育 心理学 生理学Ⅰ
3 13:10~14:40 解剖学Ⅰ 運動学   生理学Ⅰ 生理学Ⅰ
4 14:50~16:20       自然科学Ⅱ 自然科学Ⅰ
時間割(後学期)
 
1 9:00~10:30 神経内科学Ⅰ 生理学Ⅱ 基礎作業療法学
演習Ⅰ
解剖学演習 人間発達学
2 10:40~12:10 臨床心理学 解剖学Ⅱ 解剖学演習
ファシリテーション
演習Ⅰ
解剖学Ⅰ
3 13:10~14:40 公衆衛生学 運動学 生理学演習    
4 14:50~16:20 作業療法評価学Ⅰ 精神医学Ⅰ    

※ 時間割は、変更されることがあります。

身につく力

卒業認定・称号授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

作業療法学科は、作業療法士に必要とされる以下の知識・技術・技能や基本的態度を身につけ、卒業に必要な単位を修得した学生に対し卒業を認定すると共に、高度専門士の称号を授与します。

  • 1. 対象者に信頼される作業療法士としての基本的態度を身につけている。

  • 2. 作業療法に関する専門知識と技術を身につけている。

  • 3. 生活機能の回復を阻害している因子を的確に判断できる評価力を身につけている。

授業紹介

1年次:基礎医学の学習を中心にこころとからだについての理解

作業療法士に必要な科学的思考の基盤や人間と生活に関する知識、基礎医学を中心に人体の機能と構造および心身の発達、保健・医療・福祉とリハビリテーションの理念、作業療法の概要について学習します。

2年次:ひとの生活や健康障害についての理解

疾病や心身の機能と障害、日常的にくりかえされる生活活動や社会参加について、講義・演習により理解を深めます。また作業療法の特徴である作業活動を体験し、その方法や治療への応用について学習します。

3年次:対象者をイメージした作業療法評価と治療・指導・援助の学習

対象者に関する具体的な作業療法評価と治療・指導・援助について学習します。対象疾患や領域(身体・精神・発達・老年期・高次脳機能)をイメージしながら、総合臨床実習に向けて自己課題を明確化し解決していきます。後半には、身体機能系および精神機能系の各3週間にわたる評価実習により、対象者の全体像と課題を把握します。

4年次:臨床実習による知識・技術の統合と卒業研究国家試験対策

身体障害、精神障害、発達障害、老年期障害など複数の領域における臨床実習体験により、これまでの学内での知識・技術を統合し、作業療法実践能力を高めます。また、卒業研究に取り組み、その後は国家試験受験に向けたグループ学習や模擬試験などにより、国家試験合格を目指します。

国家試験対策

作業療法学科では、1年次より国家試験対策を実施しています。
最終学年である4年次からは本格的に国家試験対策を開始し、1年を通じて模擬試験、小グループでの学習、国家試験対策のための特別講義などを行いながら、3月には全員が国家試験に合格できるよう講師全員でバックアップしていきます。

国家試験対策のタイムスケジュール

4年次

4月

模擬試験 第1回

6月

模擬試験 第2回

8月

模擬試験 第3回

10月

模擬試験 第4回

11月

グループ学習開始

12月

業者模試 第1回

1月

業者模試 第1回、第2回

2月下旬

国家試験

3月下旬

合格発表

卒業生コメント

作業療法学科(2013年卒)

心と体の両面から患者様の生活に寄り添うスペシャリスト。

卒業生

将来について考えている時に、知人の紹介で病院を見学させていただく機会がありました。そこで患者様の入院から退院、退院後の生活まで親身にフォローしている作業療法士の方を見て、日々の生活の変化を患者様と一緒に感じることのできる作業療法士という仕事に惹かれました。
元々勉強が得意でなかったこともあり、熊リハ在学中は作業療法士になるために必死で勉強していました。そんな私の姿を見た先生方に、夜遅くまで親身になってサポートしていただいたことは今でも感謝しています。
念願の作業療法士となった今は、患者様の心の安定と体の健康、患者様が自分らしくいきいきと過ごせることを第一として、昔憧れた作業療法士の方を頭に思い浮かべながら仕事に取り組んでいます。地元の病院ということもあって、小さい頃からお世話になった方やそのご家族の方も患者様としていらっしゃることもありますが、そんな方も含め、たわいもない話などをして和ませて、リラックスして治療に臨んでいただけるよう心がけています。年々高齢化が進んでいますが、患者様が住み慣れて愛着のある環境で、安心して暮らせるためのサポートができる仕事にとてもやりがいを感じています。

医療法人杏章会 矢部広域病院 坂本 亜沙美さん
熊本県/矢部高校出身

卒業生
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